意識高い系バカと学ぶ「AIの発展と人間の仕事」

こんなツイートを見ました。

 

「近い将来、我々の単純労働はAIに奪われることが多くなります。今からでも知識をつけてAIに負けないようにしましょう!」

はい、ただの自己啓発です。しかし、AIについて調べていくとこのツイートはちゃんちゃらおかしいです。

 

まず、AIについて考えることにしましょう。

AIは人工的につくられた知能です。プログラムで作られています。

しつこく書きますが、知能です。

この前提を忘れないようにしましょう。

 

次に、単純労働について考えていきましょう。

単純労働…。部品組み立てですかね。

他にも、ポケットティッシュに広告詰め込むのも単純ですね。

 

では今回は例として、

「部品組み立て」

をAIによって自動化させることを考えましょう。

 

想像の簡易化を図るため、

パーツ1とパーツ2をねじで止める作業を自動化させていきます。

なお、各パーツ、ねじは別の籠に入れられている

ということにします。

 

1.各籠からカメラで認識して一つずつ部品を取る

2.2本以上のアームを用いてパーツの位置を合わせる

3.ねじ止めする

4.完成したものを移動させる

 

の繰り返しです。

もう一度書きます。

AIは知能です。

 

今まで工場の作業員や、仕分けバイトがなくなっていない理由を考えたことがありますか?

簡単な話です。

人間ほど複雑で正確な制御を可能とする物がないからです。

AIに全てを覚えさせ、機械を完全に制御するのは至難の業です。

仮にできたとしても

 

状況を理解するためのカメラ

出力自在、超高精度アーム

 

の値段が高すぎます。維持費もかかります。

 

結論として

AIが単純労働を奪うのではなく、コスパがいい機械が単純労働を奪います。

 

じゃあ、AIが奪うのは何?

集合知です。

今、AIが活躍している状況は

 

膨大なデータを処理して、いい感じの結論をだす。

 

という一点のみです。

チェスや将棋などの逆に体を使わない、引き出しの多さが強さに直結するものこそ人間の知識を超えてきます。

 

そりゃ当然ですよ。そこだけに特化しているんですから。

 

逆に、チェス最強のAIにいきなりオセロをやらせてもまともにできません。ルールさえ分からないでしょう。

 

AIって何なの?

AIには特化型と万能型がありますが、万能型は実在はしません。

特化型はオセロや、将棋に使うあれです。全部特化型です。

 

万能型は創作の世界にいる何でもできちゃうやつです。

猫型ロボや、片手うちショットガンなどそういうのが

万能型AIです。

 

つまり、AIは範囲がかなり狭まった状態でのみでしか活躍しないのです。

 

画像認識にはAIが用いられています。

最近、GoogleのAIがゴリラとネグロイドの写真を一緒の分類にしました。

 

ここで、AIの仕組みがわかっていれば単純にデータ不足を指摘します。

ここで、AIの仕組みを理解していない人はAIの開発者の差別意識、ひどい人はAIの感情だと騒ぎます。バカですね。

 

AIをよく調べもしないで、よく仕事を考えないで、

それっぽいことを並び立てるのはやめましょう。

俺の記事は専門用語は一切使っていないので

ちょっとおかしいかもしれません。

 

が!AIが仕事を奪うと勘違いしないための知識をこの数分で学べたと思います。

 

企業の面接でAIが~と本気でしゃべって恥ずかしい思いをしなくて済んだということにしていただけると幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。